警告!!(WARNING!!)  警告!!(WARNING!!)

前方より急速に接近する機体あり。

ランカーAC『黒焔烏(こくえんう)』です。

西暦××××年
後に「大破壊」と呼ばれる大戦が勃発した。
地上は汚染され、生き残ったわずかな人々は地下へと逃れていった。
人類の新たな旅立ちとはいえ、その前途は決して明るいものではない。
それでも人は生きていかなければならなかった。

「何故だ! 俺は尊敬していたんだ、あなたを!!」

「何事もビジネスなのだよ」

「それでも・・・それでも俺は救ってみせる!」

戦後の世界を復興する新たなリーダー、それが企業連合である。
地下都市計画を推し進め、人類は再び生きる気力を取り戻していく。
この時大きな役割を担ったのがMT(マッスル・トレーサー)である。
人間では対処できない危険な作業を遂行するための人型機械。
研究は年々進み、MTはやがて各部位をパーツ化し汎用性を備えた
CS(コア・システム)を根幹とするCT(コア・トレーサー)へと発展する。

『幽霊』(ファンタズマ)は渡さん! あれは俺の物だ!!」

「人道的にも、あの計画を許すわけにはいかない。協力して欲しいの」

「この『破滅の荒鷲』が引導を渡してやるぜっ!!」

理想の世界を目指して再び立ち上がった人類。
しかしその愚かさだけは、変えようがなかった。
新たな指導者となった企業連合が、利権をめぐって激しく対立していったのだ。
いつしか連合は内部崩壊し、
都市ごとに1社の独占管理体制が取られるようになっていた。

「作戦行動時間は6分。それまでに工場の入り口を見つけて欲しい」

「き・・・気を付けろ・・・・・・おまえもいずれ・・・」

「何も・・・何も変わらないと言うのか・・・」

それに呼応するかのようにMTもまた当初の目的を失っていた。
道具ではなく、兵器としての改造である。
武装化されたCTはやがてAC(アーマード・コア)と呼ばれるようになった。

「貴様はあの列車の・・・丁度いい、決着を着けようか」

「死になさい、漆黒のカラス。我が聖なる槍で」

「これが『光波』(ソード・ウェイブ)の威力・・・」

いま、世界は再び暗黒への道を歩みだした。
地下都市の老朽化はスラムを増大させ、犯罪の激増につながる。
独占管理体制を敷く企業に対し、テロ行為が頻発する。

「気を付けて! 敵無人機の能力は未知数です」

「奴らの生体は、極めて『蟻』に近いと言えるだろう」

「お前が裏切り者(コウモリ)だったのか……」

そんな中、かつて企業の管理した警察組織は傭兵部隊と化していった。
金次第で体制側にも、反体制側にもつくという不安定な第三勢力。
厳しい管理社会にあって何者にも束縛されず、
ACを主体に様々な行動を起こす彼ら。
そんな傭兵部隊を、人々はこう呼んだ。

“レイブン”

と・・・

「ナゼダ・・・? ナゼ、オマエハ均衡ヲ破ロウトスルノダ・・・?」

「俺は、何者にも縛られない・・・『鴉』(レイヴン)だからだ!!」


小説版ARMORED CORE ―鴉は何故(なぜ)啼く―


原作  株式会社フロム・ソフトウェア
ソニー・プレイステーション用ゲーム
「ARMORED CORE」
「ARMORED CORE PROJECT PHANTASMA」
「ARMORED CORE MASTER OF ARENA」
より

著作  不知火 駿助

ゲストAC・パイロット協力  火呂

メカニック・イラスト  あかり@なおひろ

キャラクター・イラスト  Stray Sheep

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